初心者向け!ブルーレイとDVDの違い ご詳説

動画や映像作品などを鑑賞・保存する時に、ブルーレイ(Blu-ray)、またはDVDという二つの選択がありますよね。両者とも日常生活にある汎用的ディスクですので、ブルーレイ(Blu-ray)とDVDの違いがはっきりと分からず、どちらかを選ぶべきかと困っている方が少なくないようです。そのため、本文は外観や種類、再生・録画の対応機器、再生品質、記憶容量、耐久性、保管方法などの面から、ブルーレイとDVDの違いについて詳しくご解説いたします。ブルーレイとDVDの見分けや選択に迷っているなら、どうぞ本ページをご参照ください。

BD DVD 違い

DVDは1996年に製品として登場した、デジタルデータの記録媒体である第2世代光ディスクの一種です。Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)は2003年頃に登場した、第3世代光ディスクとして機能します。映像や音声の記録はビデオテープから、DVD、ブルーレイ(BD)の順番で進化してきたので、ブルーレイ(Blu-ray)はまたDVDの上位互換とされています。どちらも外形直径が12cmで、一見して同じようなモノように見えますが、以下のような幾つかの点から見分けできると思います。

BDとDVD - ディスクの外観・種類の違い

BDとDVD - ディスクの外観の違い

ブルーレイ DVD
ゴールドに近いブルー シルバーに近いブルー
表記 パッケージ部分に「BD-R」との表記がある パッケージ部分に「DVD-R」との表記がある

BDとDVD - ディスクの種類の違い

ブルーレイ DVD 機能 用途
RW/RE(ReWritable) BD-RE DVD-RW データが消去され何度も書き換えが可能 テレビ番組の録画など
R(Recordable) BD-R DVD-R/DVD+R 1回だけ書き込め、上書きが不可能 長期的なデータ・バックアップなど
ROM(Read Only Memory) BD-ROM DVD-ROM 読み出し専用の規格で、書き換えが不可能 映像再生専用のソフト、パッケージ製品などに対応

BDとDVD - 録画・再生の対応機器の違い

ブルーレイ DVD
対応機器 BDプレーヤー/BDレコーダー/BDドライブなどブルーレイ対応の機器のみで録画・再生 ブルーレイやDVDのデータが読み込める機器など幅広い機器で動作が確認できる

一般的には、放送チューナー内蔵のHDDレコーダーを新しく購入する場合、映画や音楽などのコンテンツを収録したディスクは、ブルーレイ版でもDVD版のどちらでも問題なく再生できます。でも、その方法ではまた再生用のプレーヤーが必要で、再生操作もやや複雑です。予算が足りなく、そのような機器に苦手な初心者であれば、ブルーレイとDVD両方の再生に対応しているPCソフトなら良い選択だと思います。

BDとDVD - 再生品質の違い

Blu-ray(フルHD)は1,920×1,080(約207万画素)なのに対して、DVDの画像数が720×480(約35万画素)なのに対して、Blu-ray(フルHD)は1,920×1,080(約207万画素)で、大体その6倍となります。そのため、ブルーレイは映画館並みの高画質映像を楽しめることを誇っています。

また、音質の面と言えば、ブルーレイディスクは高音質のデータ規格を採用しており、音質を損なうことないほど音声を保存できます。DVDの場合は、音質はそれより低いですが、容量の面ではそんなに大きくないというメリットもあります。

BDとDVD - 記憶容量の違い

DVDは標準である片面1層タイプなら、4.7GBの記憶容量があります。ブルーレイと言えば、片面1層タイプで25GBで、標準的な容量が片面2層構造などで、一般的には50GBとの標準容量があります。また、4Kブルーレイディスクの場合は100GB以上の容量を持つモノも存在しています。

ブルーレイ DVD
1層 25GB 4.7GB(標準)
2層 50GB(標準) 8.5GB
3層 100GB(4K) -
4層 128GB(4K) -

上記の表を見れば、すぐにわかることではありますが、ブルーレイの保存容量はDVDを遥かに超えており、また、場合によっては20ものDVDに相当するほどの容量があります。なぜかというと、波長が650nmの赤色レーザーでデータを記録しているDVDに対して、ブルーレイは青色レーザーで記録しており、405nmというより短い波長なので、高密度での情報記録は実現可能です。そのため、サイズの大きな動画を高品質で保存する場合、動画をブレーレイに書き込む方が多いです。

BDとDVD - 耐久性と保管期間の違い

ブレーレーと言えば、読み取りスポットが小さく、またハードコート処理されているので、少しでも傷が生じたらエラーが出てうまく再生できないかもしれません。耐久性の悪いブレーレーにひきかえ、DVDディスクは読み取りスポットが大きいので耐久性がかなり高いです。たとえ傷が多く生じてもその正常利用にはあまり影響が出ていません。ですので、動画データを長期にわたって保存する傾向のある方には、普通動画をDVDに焼きます。でも、ブルーレイ作成もDVD作成も行おといているなら、両方ともに対応しているソフトなら便利だと思います。

その保存期間と言えば、この二種類のディスクは適切な環境さえでディスクを保存すれば、いずれも10以上との寿命があります。ですので、それらの寿命を伸ばしたければ、日の当たる場足や、高温多湿の場所をできる限り避けて、また専門の保存ケースに入れるなどの方法でディスクを適切に保存するよう心掛けたほうがいいです。

ブルーレイ(Blu-ray)とDVDはどっちを買うべきか?

一般的に言えば、高品質の記録・再生を実現できるブルーレイのほうが価格が高く、DVDはややお手頃価格で入手可能。それで、2020年のデータ調査によると、2人以上の世帯では、DVDのプレーヤー・レコーダーの普及率が73.3%までに上っているが、ブルーレイの普及率が46.8%にとどまっています。

両者はそれぞれの長所と短所があり、どちらが優れたかは一概に断言できません。やはりそれぞれの特徴と自分の実際な需要に合わせて選択したほうが良いではないかと思います。一言で言えば、大容量の動画を保存する、または画質・音質にこだわる場合、Blu-rayを選択する方が多いです。それに対して、保存の便宜さや価格、汎用性などの面かれ見れば、DVDのほかお得です。それで、購入前には必ず確認して用途に合ったものを選びましょう。

結論

以上は外観や種類、再生・録画の対応機器、再生品質、記憶容量、耐久性、保管方法などの面から、ブルーレイとDVDの違いについて詳説しました。上記の通り、どのディスクもその一長一短がありますので、購入する前に自分の用途を確認して適したものをお選んくださいね。また、ブルーレイをDVDに変換したいなら、その方法を紹介する文章までご参照になれます。


Sep 09, 2022 11:00
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