ブルーレイのダビング方法まとめ|ブルーレイをDVDにダビングする手順も解説

更新日: 2025年05月27日

先日、友人から「録画した番組をブルーレイにダビングするにはどうすればいい?録画機能付きテレビで録画した番組もブルーレイにダビングできるの?」と質問されました。

ブルーレイレコーダーのHDDは、容量がいっぱいになると新しい番組を録画できなくなります。そんな時は、録画番組をブルーレイディスクにダビングすることで、HDDの空き容量を確保できます。

しかし、パソコンや機器の操作に慣れていない方にとって、「Blu-ray ダビング」の手順は少し難しく感じるかもしれません。

そこで本記事では、録画済みのブルーレイディスクから他のブルーレイディスクにダビングする方法や、ブルーレイをパソコンにダビング手順を初心者向けにわかりやすく解説します。

ブルーレイ ダビング

ブルーレイダビングとは?

ブルーレイダビングとは、録画したテレビ番組や動画データをブルーレイディスクにコピー(保存)することを指します。これは、HDDの容量がいっぱいになったときにデータを移したり、大切な映像を長期保存したり、別の機器で再生するために行われます。

ダビングには主に2つの方法があります。一つは、テレビやレコーダーを使って直接HDDからブルーレイにダビングする方法。もう一つは、パソコンとブルーレイドライブを使い、専用ブルーレイコピーフリーソフトでブルーレイディスクからブルーレイディスクにダビングする方法です。

ブルーレイをダビングする前に確認すべきポイント

Blu-rayダビングを始める前に、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。

1、コピーガードの有無を確認:市販やレンタルのブルーレイにはコピーガード(AACSなど)が施されていることがあります。録画した番組を私的にブルーレイにダビングする場合は問題ありませんが、保護されたディスクのコピーにはブルーレイコピーガードを解除できるソフトが必要です。

2、使用機器がダビング対応か確認:テレビ録画番組をブルーレイにダビングするには、ブルーレイレコーダーまたは対応するパソコンとBDドライブが必要です。

3、書き込み可能なブルーレイディスクの準備:BD-R(1回のみ書き込み)またはBD-RE(繰り返し書き込み可能)を使用します。録画番組の長期保存にはBD-R、一時保存やテスト用にはBD-REがおすすめです。

4、ディスク容量と録画データのサイズ:ブルーレイディスクの容量(25GB/50GB)に対して、録画番組のデータサイズが収まるか確認しましょう。番組の画質設定(DRモードやAVCモード)によって容量は大きく変わります。

5、フォーマット形式と再生互換性:ダビングしたブルーレイが、他の機器やプレーヤーで正常に再生できるかも重要です。特にパソコンでブルーレイコピーする場合、フォーマットやファイル形式に注意が必要です。

「録画番組編」テレビで録画した番組をブルーレイディスクにダビングする方法

テレビやブルーレイレコーダーで録画した番組は、HDDの容量を確保するためにブルーレイディスクにダビング(書き出し)しておくのがおすすめです。ただし、地上波デジタル放送にはコピー制限(コピーワンス・ダビング10)があり、ダビング後にHDD内の録画が削除される場合があります(ムーブ処理)。

パナソニック製ブルーレイレコーダー「ディーガ」を使った「かんたんダビング」機能の例を紹介します。

ステップ1まず、テレビとディーガ(Blu-rayレコーダー)の電源を入れ、書き込み対応のブルーレイディスクを挿入します。リモコンの「上」「下」ボタンでメニューを操作し、「青」ボタンを押してダビング画面を表示させます。

ステップ2ダビングしたい番組を選択し、複数選ぶ場合は同様の手順で続けて選択します。選び終えたら「決定」ボタンを押し、「ダビング開始」を選択すれば、自動的にブルーレイへの書き込みが始まります。

ブルーレイダビング

「ディスクコピー」ブルーレイから別のブルーレイへダビングする方法

ブルーレイディスクを別のブルーレイにダビングするには、パソコンで元のディスクをブルーレイフォルダーやISOイメージファイルに変換し、そのデータを空のブルーレイディスクに書き込みます。市販やレンタルのブルーレイにはコピーガード(AACS、BD+など)がかかっているため、コピーガード解除対応のブルーレイコピーフリーソフトが必要です。

ここでは、使いやすく評判の良い2つのブルーレイダビングソフトを紹介します。

ブルーレイダビングソフト1、4Videosoft ブルーレイ コピー

録画した番組をブルーレイディスクにダビングしたいというニーズに加えて、「レンタルしたブルーレイをダビングする方法は?」といった質問もネット上でよく見かけます。

こうしたケースでは、ブルーレイコピーソフトを活用するのが便利です。中でも一番おすすめなのが、使いやすさと高性能を兼ね備え4Videosoft ブルーレイコピーです。

このソフトを使えば、自作ブルーレイやコピーガードがかかっていないブルーレイディスクを、簡単に別のブルーレイディスクやブルーレイフォルダ、ISOイメージファイルとしてバックアップできます。また、3Dブルーレイにも対応しており、高画質を保ったままコピー可能です。

オススメ度 ★★★★★
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7
日本語対応 対応
コピーガード AACS、BD+、MKB、BD-Live、Cinavia、リージョンコードなどほぼ全てのBlu-rayコピーガード
入力形式 Blu-rayディスク、Blu-rayフォルダ、Blu-ray ISOイメージファイル
出力形式 ブルーレイディスク(BD-R、BD-RE、BD-R DL、BD-RE DL)、ブルーレイフォルダ、ブルーレイ ISOイメージファイル

メリット

  • 初心者でも簡単に操作できます。
  • フルコピー、メインムービー、クローン、カスタムモードで柔軟にブルーレイをコピーできます。
  • BDからBDディスクへ、BDフォルダー、ISOファイルへの保存も可能です。
  • 元の画質・音質を保ったまま高速コピーが可能です。
  • 3Dブルーレイをそのままバックアップできます。
  • 市販やレンタル、録画したブルーレイのコピーガードを解除できます。
  • 内蔵のブルーレイプレーヤーにより、選択予定の字幕や音声をプレビューすることもできます。

デメリット

  • Macでは利用できません。

次に、4Videosoft ブルーレイコピーでブルーレイダビング手順をわかりやすく紹介します。

ブルーレイダビングソフト2、DVDFab Blu-ray コピー

DVDFab Blu-ray コピーは、市販やレンタルのブルーレイに対応し、AACSやBD+などのコピーガードを解除して、ブルーレイディスクやISOファイル、フォルダーにダビングできる強力なソフトです。全体コピーやメインムービーのみの抽出、カスタムコピーなど機能も豊富で、ブルーレイのダビングに柔軟に対応できます。

ただし、DVDFab永久ライセンスの価格が4Videosoft ブルーレイコピー約2倍と高めで、コストパフォーマンスはやや劣ります。初心者でも扱いやすく、必要十分な機能を備えた4Videosoftの方が、価格・使いやすさの面でバランスが良く、初めてのブルーレイダビングにはよりおすすめです。

オススメ度 ★★★★
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7 (32/64 bit)、macOS 10.10 - 15.x
日本語対応 対応
コピーガード AACSやBD +、BD-J、RCなど
入力形式 Blu-rayディスク、フォルダ、ISOイメージ
出力形式 Blu-rayディスク、フォルダ、ISOイメージ

メリット

  • コピーガード解除機能があります。
  • 多様な出力形式に対応しています。
  • 字幕、音声トラック選択など豊富なカスタマイズ設定があります。

デメリット

  • 有料ソフトであり価格が少し高いです。
  • 一部機能は別ライセンスとして追加購入が必要です。
  • 試用版では出力にロゴが入るなどの制限があります。
DVDFab Blu-ray コピー

「PC保存」ブルーレイをパソコンにダビング・取り込む方法

ブルーレイを別のディスクにコピーする方法以外に、もう一つ便利なのが「ブルーレイをパソコンにダビングする方法」です。ブルーレイをパソコンに取り込めば、MP4やISOファイルとして保存でき、再生や編集、バックアップも簡単に行えます。また、スマホやタブレットへの転送もスムーズです。ここでは、Blu-rayダビングに対応したおすすめソフトを使って、ブルーレイをPCに取り込む方法を紹介します。

ブルーレイダビングソフト1、4Videosoft BD-DVD リッピング

4Videosoft BD-DVD リッピングは、ブルーレイを高画質でパソコンにダビングできる多機能ソフトです。MP4、MKV、MOV、AVIなど500種類以上の動画・音声形式に対応しており、iPhoneやiPad、Androidスマホなど様々なデバイス向けの変換プリセットも充実しています。

このソフトは強力なコピーガード解除機能を備えており、市販やレンタルのブルーレイも問題なくダビングできます。

また、ブルーレイディスクをオリジナルの画質・音質を保ったまま変換できます。内蔵の動画編集機能を使えば、カット・結合・字幕追加・フィルターなどの簡単な編集作業も可能です。

オススメ度 ★★★★★
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7、mac OS X 10.12 或いはそれ以上 (macOS 15 Sequoiaを含む)
日本語対応 対応
コピーガード AACS、BD +、BD-J、UOPS、BD Live、リージョンコードなど
入力形式 ブルーレイディスク、ブルーレイフォルダ、DVDディスク、DVDフォルダ
出力形式 MP4、MKV、AVI、FLV、MOV、M4V、3GP、3G2、MTV、MP3、AAC、FLACなど動画ファイルと音声ファイル

メリット

  • 強力なコピーガード解除機能を搭載し、市販・レンタルのブルーレイも対応可能です。
  • 操作が簡単で初心者でも使いやすいです。
  • 多彩な出力形式に対応し、ブルーレイ/DVDをパソコンやスマホで再生できるファイルに変換可能です。
  • 最新の加速技術を搭載、超高速度でブルーレイをリッピングできます。
  • ブルーレイから音声だけを抽出することが可能です。
  • 多彩多様な編集機能が備え、ブルーレイやDVD映像の輝度、コントラスト、解像度などを調整し、動画効果をカスタマイズできます。
  • 無料に最新バージョンのソフトをアップデートできます。

デメリット

  • 無料版は機能制限があるため、フル機能を使うには有料版の購入が必要です。

4Videosoft BD-DVD リッピングでBDをダビングする方法は以下の通りです。

ブルーレイダビングソフト2、HandBrake

HandBrake無料で使える動画変換ソフトで、ブルーレイのダビングにも対応しています。操作が簡単で、多くの動画形式に変換可能です。ただし、コピーガード解除機能がないため、市販やレンタルのブルーレイはリッピングできません。自作ブルーレイの変換には便利ですが、コピーガード付きディスクには不向きなのが欠点です。

コピーガード付きのブルーレイをダビングする場合は、4Videosoft BD-DVD リッピングの使用をおすすめします。安全かつ簡単にダビングできるため、コピー保護付きBDの取り込みには最適な選択肢です。

オススメ度 ★★★
対応OS Winows 10以降、MacOS 10.13以降(64ビット)、Linux
日本語対応 対応
コピーガード 未対応
入力形式 BD/DVDディスク、ISOファイル、BD/DVDフォルダ
出力形式 MP4 、MP3 、MKV 、WebMなど

メリット

  • 無料で使えるオープンソースソフトウェア
  • 多くの動画形式への変換が可能です。
  • マルチプラットフォームに対応(Windows、Mac、Linux)します。

デメリット

  • コピーガード解除機能がないため、市販やレンタルのブルーレイには対応不可能です。
  • 複雑な動画や音声の詳細設定が多く、初心者には操作が難しい場合があります。
  • 大容量のブルーレイデータを処理する際、時間がかかることがあります。
ブルーレイダビングソフトHandBrake

ブルーレイダビングソフト3、MakeMKV

MakeMKVは、ブルーレイやDVDを無劣化でMKV形式に変換できる無料のリッピングソフトです。市販やレンタルのブルーレイにかかっているAACSやBD+などのコピーガードを解除する機能があり、シンプルな操作で映像・音声・字幕をそのまま取り出せます。ただし、出力形式はMKVのみで、MP4などの一般的な形式には変換できません。また、編集機能や圧縮機能もなく、ファイルサイズが非常に大きくなる点もデメリットです。

そのため、ブルーレイをMP4などの形式に変換し、コピーガード解除もできる多機能ソフトを探している方には、「4Videosoft BD-DVD リッピング」の利用をおすすめします。

オススメ度 ★★★
対応OS Windows XP/Vista/Win7(32bit、64bit)x86、Mac 10.5以降
日本語対応 対応
コピーガード AACSとBD+(CPRMなどには非対応)
入力形式 BD/DVDディスク、ISOファイル、BD/DVDフォルダ
出力形式 MKV

メリット

  • AACSなどの一般的なブルーレイ保護に対応し、市販BDのリッピングが可能です(定期的にベータキーの更新が必要)。
  • 数クリックでBlu-rayをMKV形式に変換できます。
  • 無料ベータ版が利用可能です。

デメリット

  • 出力形式がMKVのみです。
  • トリミングや字幕編集、画質調整などの編集機能は搭載されていません。
  • 無料利用には公式サイトから毎月ベータキーの取得が必要です。

「おまけ」ブルーレイをDVDに変換・ダビングする方法

ブルーレイをDVDにダビングするには、まずブルーレイの映像をDVD対応の動画形式(MPG、VOBなど)に変換し、その後、空のDVDに書き込む必要があります。これにより、ブルーレイプレーヤーがない環境でも、DVDプレーヤーで再生可能になります。

おすすめの方法は、以下の2本のソフトを使うことです:

ブルーレイをDVDに変換する手順は以下の通りです。

ブルーレイダビングに関するよくある質問(FAQ)

質問 1. ブルーレイディスクをダビングすると画質が劣化しますか?

無料のフリーソフトを使う場合、圧縮設定や対応形式によって画質が劣化する可能性があります。しかし、4Videosoft ブルーレイコピーのような専門的なブルーレイコピーソフトを利用すれば、画質を保ったまま高品質でブルーレイをダビング・コピーすることができます。

質問 2. ブルーレイからダビングできないのはなぜですか?

ブルーレイからダビングできない理由は主にコピーガードの影響です。市販やレンタルのブルーレイには著作権保護があり、通常の機器ではダビングが制限されています。また、機器やソフトが対応していなかったり、ディスクの傷や設定ミスも原因になります。これを解決するには、コピーガード解除に対応した専用ソフトを使うのがおすすめです。

まとめ

ブルーレイのダビングには、使いやすく高機能なソフトが必要です。

4Videosoft ブルーレイコピーはコピーガード解除に対応し、高画質でブルーレイをダビングできます。

また、4Videosoft BD-DVD リッピングはブルーレイやDVDをパソコンに取り込み、さまざまな形式に変換可能です。

この二つのソフトは初心者でも簡単に使えるので、ブルーレイダビングや保存におすすめです。ぜひ活用してください。

伊藤 聖子

編集者: 伊藤 聖子  |  カテゴリ: ブルーレイ ダビング

更新日: 2025年05月27日

コメント確認、シェアしましょう!

1:1比率 高品質

ブルーレイ コピー ブルーレイ コピー

1:1比率に無損失でブルーレイをコピーできるソフト

関連文章