DVDをISOに変換するフリーソフト5選|ISOファイルの作り方も解説

更新日: 2025年05月16日

お気に入りのDVDが傷ついたり、コピーガードで再生できなくて困ったことはありませんか?そんな時は、DVDをISOに変換して保存するのがおすすめです。ISOファイルとは、DVDの内容を丸ごと1つにまとめたディスクイメージファイルで、パソコンで簡単に再生やコピーができます。

この記事では、DVDをISO化するメリットを解説し、無料で使えるDVDをISOに変換できるフリーソフト5選を紹介し、それぞれの特徴や機能を詳しく比較します。またDVDからISOに作成する方法も初心者でもわかりやすく説明します。

DVD ISO 変換

ISOファイルとは?DVDをISOに変換・リッピングするメリット

ISOファイルとは、DVDやCDなどのディスクの中身を丸ごと一つにまとめたディスクイメージファイルのことです。このファイルは「.iso 拡張子」を持ち、元のディスク構造やデータ(動画、音声、メニュー、フォルダ階層など)をそのまま再現できます。

DVDをISOファイルに変換することで、さまざまなメリットがあります:

1、ディスクの劣化を防げる:DVDは時間とともに傷や汚れで再生できなくなることがありますが、ISOファイルとして保存すれば、劣化の心配がなくなります。

2、再生が手軽になる:ISOファイルは、Windows 10/11の標準機能やフリーソフトでマウントでき、仮想DVDとして簡単に再生できます。

3、大切なDVDのバックアップやコピーが可能:ISOファイルを使えば、内容を丸ごとコピーしたり、新たなDVDとして焼き直したりできます。

4、互換性が高く、再生環境が豊富:ISO形式は多くのメディアプレーヤーやNAS、スマートTVなどで対応しており、DVDをデータ化するのに最適な形式です。

5、ディスク不要で管理しやすい:複数のDVDを.isoファイルとしてPCや外付けHDDに保存すれば、場所を取らず整理もラクになります。

このように、DVDをISOに吸出しすることは、保存・再生・バックアップのすべてにおいて非常に便利な方法です。次のセクションでは、DVDをISOにリッピングできるおすすめのフリーソフトを比較し、それぞれの特徴や使い方をご紹介します。

DVDをISOに変換できるフリーソフト1、4Videosoft DVD コピー

4Videosoft DVD コピーは、DVDをISOイメージファイル、DVDフォルダ、または空のDVDディスクに簡単にコピーできる、非常に優れたISO作成フリーソフトです。直感的なインターフェースで初心者でも使いやすいです。このソフトはDVD-5、DVD-9、DVD-ROM、DVD±R/RW、DVD-RAMなどすべてのDVDタイプをサポートしています。またAACS、CSS、CPRM、リージョンコード、CinaviaなどのDVDコピーガードを解除できます。4Videosoft DVD コピーはDVDをISOファイルに変換したい方に最もおすすめの一本です。

オススメ度 ★★★★★
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7とMac OS X 10.9 或いはそれ以上 (macOS Sequoiaを含む)
日本語対応 対応
対応DVDコピーガード AACS、CSS、UOPs、APS、RC、DADC、Cinavia、CPRMなど
入力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージファイル
出力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージファイル

メリット

  • AACS、CSS、UOPs、APS、RC、DADC、Cinavia、CPRMなど様々なDVDコピーガードの解除に対応しています。
  • 高画質で片面2層(DVD-9)から片面1層(DVD-5)に簡単にコピーできます。
  • DVDをコピーできる以外、DVDフォルダやISOファイルに変換可能です。更に、ISOをDVDに書き込むことも可能です。
  • 3つのコピーモードを提供します。
  • Windows&Macの両方に完全対応しています。
  • 超高速度でDVDをコピーできます。
  • 大量のDVDをパッチ処理可能です。
  • パソコン初心者でも迷わず使えます。

4Videosoft DVD コピーでDVDをISOに変換する方法

使い方はとても簡単で、初心者の方でもすぐにDVDをISOファイルとして保存できます。DVDのバックアップやISO作成を始めたい方は、まずは4Videosoft DVD コピーを無料でダウンロードして試してみましょう!

DVDをISOに変換できるフリーソフト2、DVDFab DVD コピー

DVDFab DVD コピーは、DVDをISOにコピーできる多機能なソフトです。DVDをISOに変換・リッピングする際に、6つのコピーモード(フルディスク、メインムービー、カスタマイズ、分割、結合、クローン)を提供しており、ニーズに応じたバックアップが可能です。

このソフトは、DVDコピーガード解除機能が搭載しており、市販やレンタルDVDのISO化も比較的スムーズに行えます。また、WindowsとMac両方に対応しております。ただし、無料版では一部機能が制限されており、ISO出力に関しても速度制限やウォーターマークの表示が発生する場合があります。全機能を使いたい場合は有料版へのアップグレードが必要です。有料版の価格が他のDVDコピーソフトと比較してかなり高く、コストパフォーマンスに不満を感じるユーザーも多いのが実情です。

オススメ度 ★★★★
対応OS Windows 11/10/8.1/8/7 (32/64 bit)、macOS 10.10 - 15.x
日本語対応 対応
対応DVDコピーガード CSS、UOPs、APSなど
入力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル
出力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル

メリット

  • DVDをISO形式に高品質で変換できます。
  • コピーガード解除機能があります。
  • Windows・Macに対応しています。

デメリット

  • 無料版は機能制限が多いです。
  • 有料版の価格が高めで手が出しづらいです。
  • 一部のDVDで読み取りに失敗することがあります。

DVDFab DVD コピーでDVDをISOに変換する方法

ステップ1ソフトを起動し、DVDディスクをドライブに挿入すると、自動的に読み込まれます。コピーモードから「クローン/書き込み」を選びます。

ステップ2出力先として「ISOイメージファイル(.iso)」を選び、保存先フォルダーを指定します。必要に応じて字幕や音声も設定できます。

ステップ3「開始」ボタンをクリックすると、DVDがISOファイルとして保存されます。変換が完了すれば、DVDなしでも再生・保存が可能になります。

DVDFab DVD コピーでDVDをISOに変換

DVDFab DVD コピーは高機能ですが、価格が高めで機能制限もあります。コスパや使いやすさを重視するなら、4Videosoft DVD コピーの方が初心者にも扱いやすく、高速かつ安定してDVDをISOに変換できるため、よりおすすめです。

DVDをISOに変換できるフリーソフト3、DVD Decrypter

DVD Decrypterは古くから人気のあるDVDリッピングフリーソフトで、DVDをISOに変換する機能を備えています。特に「ISOモード」では、DVD全体を1つのISOイメージファイルに変換できるため、ディスクの構造をそのまま保持したバックアップが可能です。

このソフトは軽量で動作も速く、DVDのISO化を無料で行いたい方に適しています。

ただし、DVD Decrypterは開発が既に終了しており、最新のコピーガード付きDVD(AACSやCPRMなど)には対応していません。さらに、DVD DecrypterはWindows専用のISO作成フリーソフトであり、macOSには対応していません。そのため、MacでDVDをISOに変換したい場合は、Windows・Mac両対応の「4Videosoft DVD コピー」をおすすめします。

オススメ度 ★★★
対応OS Windows 11/10/8/7
日本語対応 非対応
対応DVDコピーガード CSS、リジョンコードなど
入力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル
出力形式 DVDディスク、ISOファイル

メリット

  • 完全無料で利用可能なISO作成フリーソフトです。
  • シンプルな操作性で初心者でも使いやすいです。
  • DVDをISOファイルにリッピング・変換可能です。
  • 一部のDVDのコピーガードを解除できます。

デメリット

  • 開発が終了しており、サポートや更新がありません。
  • Windows専用ソフトであり、macOSでは使用不可です。
  • AACSやCPRMなどの新しいコピー保護には対応していません。
  • 操作言語が英語のみです。

DVD DecrypterでDVDをISOに変換する方法

ステップ1最初に、DVD Decrypterを信頼できるソフトウェアダウンロードサイトからダウンロードしてインストールします。

ステップ2DVD Decrypterを起動し、DVDをDVDドライブに挿入します。ソフトウェアで、リッピング先のフォルダーとファイル名を指定します。

ステップ3通常、ISOイメージファイルとして保存するオプションがあります。リッピングを開始するには、適切なボタンをクリックします。

DVD DecrypterでDVDをISOに変換

DVDをISOに変換できるフリーソフト4、DVD Shrink

DVD Shrinkは、かつて非常に人気のあったWindows用のDVD ISO 変換フリーソフトです。DVDをISO化できる機能が搭載されており、DVDのバックアップに利用されてきました。このソフトの最大の特徴は、DVDの圧縮(シュリンク)機能です。大容量のDVD-9をDVD-5に圧縮しながらISOファイルとして保存することが可能で、ディスクイメージ化と容量節約の両方を実現できます。

ただし、ソフトの原語は英語で、日本語対応していません。なお、DVD Shrinkすでに開発を停止して、DVDをISOに変換できない場合があります。

オススメ度 ★★★
対応OS Windows 11 /10/8.1/7/XP/2000/Me/98
日本語対応 非対応
対応DVDコピーガード CSSのみ
入力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージファイル
出力形式 DVDフォルダ、ISOファイル

メリット

  • DVDリッピング、ディスクイメージ圧縮、ディスクイメージのライティングなど機能があります。
  • 無料でDVDのCSSコピーガードを解除できます。
  • DVDを圧縮できます。

デメリット

  • 開発はすでに終了しており、更新は一切ありません。
  • 最新のDVDコピーガード(CPRM、Cinaviaなど)には非対応です。
  • ISOに変換できないDVDも多いです。
  • ソフトの原語は英語で、日本語対応していません。
  • Mac非対応、Windows限定です。

DVD ShrinkでDVDをISOに変換する方法

ステップ1DVD Shrinkのダウンロードサイトを開き、DVD Shrinkをダウンロードし、インストールしてください。

ステップ2次に、DVD Shrinkを起動して、DVDを挿入します。インターフェースの左上の「Open Disc」をクリックして、ソースDVDをロードします。

ステップ3後で、インターフェースの「Backup!」をクリックして、「Select backup target」タブで「ISO Image File」を選択します。右下の「OK」ボタンをクリックして、DVDからISOイメージファイルへの変換が開始されます。

DVD ShrinkでDVDをISOに変換

DVDをISOに変換できるフリーソフト5、ImgBurn

ImgBurnは、軽量でありながら多機能なDVD作成ソフトで、ISOファイルの作成にも対応しています。DVDディスクやDVDフォルダをISOイメージファイルとして保存する機能があり、シンプルな操作画面で初心者でも使いやすいのが特徴です。対応形式も豊富で、CD、DVD、HD DVD、Blu-rayに対応しています。

ただし、ImgBurnは開発が停止しており、アップデートが行われていません。また、このソフトはコピーガードのあるDVDは変換できませんのでご注意ください。

オススメ度 ★★
対応OS Windows 11/10/8/7/XP/Vista(64 bitのみ)
日本語対応 対応
対応DVDコピーガード 非対応
入力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ
出力形式 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ

メリット

  • 無料で利用可能です。
  • 軽量でインストールが簡単です。
  • ISOイメージファイルやDVDフォルダをDVDに書き込むことが可能です。
  • DVDフォルダからのISO作成に対応します。

デメリット

  • コピーガード付きDVDには非対応です。
  • ソフトの更新が停止しています。
  • Macでは利用できません。

ImgBurnでDVDをISOに変換する方法

ステップ1まず、ImgBurnをダウンロード、インストールしてください。日本語化バーションがあり、ネットで検索すれば、見つけます。

ステップ2ImgBurnを起動して、DVDを挿入します。メインインターフェースの「ディスクからイメージファイルを作成する」ボタンをクリックします。

ステップ3後で、以下の画像が見えます。それで、DVDをISOに変換できます。

ImgBurnでDVDをISOに変換

DVDをISOに変換するソフト比較一覧

DVD ISO 変換フリーソフト おすすめ度 対応OS 日本語対応 コピーガード DVD編集 入力形式 出力形式
4Videosoft DVD コピー ★★★★★ Windows、Mac 対応 AACS、CSS、UOPs、APS、RC、DADC、Cinavia、CPRMなどほぼすべてのコピーガード 対応 AVI、MP4、M4V、MKV、MP3、WAV、WMAなど500以上の動画・音声形式 AVI、MP4、M4V、MKV、MP3、WAV、WMAなど500以上の動画・音声形式
DVDFab DVD コピー ★★★★ Windows、Mac 対応 CSS、UOPs、APSなど 対応 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル
DVD Decrypter ★★★ Windows 非対応 CSS、リジョンコードなど 非対応 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイル DVDディスク、ISOファイル
DVD Shrink ★★★ Windows 非対応 CSSのみ 対応 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージファイル DVDフォルダ、ISOファイル
ImgBurn ★★ Windows 対応 非対応 非対応 DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ DVDディスク、DVDフォルダ、ISOイメージ

各ソフトにはそれぞれ特徴がありますが、大きな欠点もあります。たとえば、DVD DecrypterDVD Shrinkはすでに開発が終了しており、最新のコピーガード付きDVDには対応できないことが多いです。DVDFab DVD コピーは高機能ですが、フル機能を使うには高額な課金が必要で、コスト面での負担が大きいです。ImgBurnも無料ですが、Windowsのみ対応で、コピー保護のあるDVDはISOに変換できません。

そのため、機能性・操作性・互換性・日本語対応すべてのバランスが取れている「4Videosoft DVD コピー」が最もおすすめです。Windows 10/11やMacで安定して動作し、ISO作成・保存も簡単。初心者でも安心して使えるDVD ISO 変換ソフトとして最適です。

DVD ISO 変換に関するよくある質問(FAQ)

質問 1.DVDにISOを焼く方法は?

無料または有料のDVDライティングソフトウェアを使用して、ISOイメージをDVDに焼き付けることができます。一般的なDVDライティングソフトウェアには、4Videosoft DVD 作成、ImgBurn、Nero Burning ROM、CDBurnerXPなどがあります。ソフトウェアのインストール後、ISOファイルを選択し、DVDに焼き付けるオプションを選択します。

質問 2.ISOファイルをどうやって実行する?

ISOファイルを実行するには、まず仮想ドライブとしてマウントする必要があります。Windows 10や11では、ISOファイルを右クリックして「マウント」を選ぶだけで簡単に利用できます。macOSでもダブルクリックするだけで自動的にマウントされます。マウント後は、DVDのように中身を開いたり、再生・インストールなどが可能になります。仮想ドライブ機能がない場合は、Virtual CloneDriveなどのフリーソフトを使うと便利です。

まとめ

以上、DVDをISOに変換する方法と、おすすめのフリーソフトを紹介しました。中でも特におすすめなのが、4Videosoft DVD コピーです。強力な機能と使いやすさを兼ね備え、市販やレンタルDVDのコピーガード解除にも対応しているため、あらゆるDVDを安全にISOファイルに作成できます。

今すぐ、無料体験版を試して、4Videosoft DVD コピーの便利さをぜひ体感してみてください。

伊藤 聖子

編集者: 伊藤 聖子  |  カテゴリ: DVD ダビング

更新日: 2025年05月16日

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